2023年2月8日水曜日

【学生コラム】好きな作家(近藤弘明)

好きな作家(近藤弘明)

みなさんは近藤弘明(こんどう こうめい)という画家を知っていますか?


私が近藤弘明の作品をはじめて見たのは、京都にある京都近代美術館(きょうときんだいびじゅつかん)でした。絵のなかにえがかれている、ていねいで、どこかあやしげな花と風景がとても印象に残りました。

近藤の絵は、花がとてもとくちょう的です。近藤は、花やちょうちょなどをよくえがき、あやしげで美しい世界観を表現する画家として知られています。


『寂淵』(1967)

『青霊』(1977)



近藤は、仏教(ぶっきょう)という教えを信じる家に生まれました。仏教とは、インドという国で生まれ、中国を渡り、日本に伝わってきた教えのことです。近藤は父親から、仏教の教えをあらわす絵である、仏画(ぶつが)を習っていました。そのような経けんが、近藤の作品にいかされています。


また近藤は、1943年に東京美術学校(とうきょうびじゅつがっこう)という学校へ入学しています。このころ、この学校では男の人しか入学をみとめられていませんでした。

今回clas(クラス)で飾っている作品を作った女の人たちの何人かは、女であるということを理由に入学をみとめられなかった時代です。そこにもつながりがあるかもしれませんね。


近藤の作品は、東京や京都の国立近代美術館(こくりつきんだいびじゅつかん)で見ることができます。ぜひ見てみてくださいね。


・参考文献

受贈記念特別展『近藤弘明-幻華-』https://komeikondo.setenv.net/, (最終閲覧日:2023年2月7日)


N.M.


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